デジタルマイクロスコープで計測する目的は、業界や業種によって異なるもの。実際の使用目的に合う構成でデジタルマイクロスコープを導入することで、作業効率のアップ・導入コスト削減につなげることができます。
デジタルマイクロスコープを販売しているメーカー(調査した25社)の中で、選べるスタンド・ステージやレンズの数、構成の自由度など最もカスタマイズ性の高かったメーカーを紹介。
そのメーカーの製品を使って測定の悩みを解決した事例やカスタマイズ例も紹介します。
アクティブウェーブのデジタルマイクロスコープ「MSX-1000」は、28種類もの計測機能を標準で装備。どんな目的・用途であっても必要な計測手段を網羅しているので、計測時の不便を感じにくいでしょう。
計測機能はオプションで追加することも可能です。
また選べるスタンド・ステージやソフトウェアの種類やレンズの種類が、非常に多い点が特徴。目的や用途に合わせて、必要な機能・部品を必要なだけ選んで構成できます。機能や構成に無駄がなくなるので、導入時のコストも抑えられるでしょう。
スペックはエントリー・ベーシック・スタンダード・ハイエンドと、計4つの仕様を展開。エントリーモデル以外では、後から機能を拡張するといった導入方法も可能です。
導入の際は、使用目的をヒアリングした上でカスタマイズ。初めて導入しようと思っている方や不要な機能を除いて構成したいという方でも、安心して導入することができます。
また、業界の同等製品と比べて半額以下の価格で販売することをモットーにしている点が特徴。なるべく安価で導入できるようにしている点が嬉しいポイントです。
1社目の事例は、工程の初期段階で基板に異物混入が無いかを、検査するチームでの導入事例です。特に細かい部分の検査ではなく、早い段階で異物混入を発見・連絡することが求められていました。
「MSX-1000」を導入前は、接眼レンズによる検査での従業員の疲れや誤認・情報の伝達ミスといった問題が何度か発生していました。これが原因で作業効率も落ちており、出荷量が落ちていたという課題があったそうです。
今回のケースでは特に細かい部分を見る必要は無く、ある程度大まかに不良が無いかを確かめれば良いため、実際の構成は以下のようにしています。
アクティブウェーブが展開する、エントリーモデル相当のもので構成。レンズに高い倍率を持たせる必要もなく、ステージも手動で十分ということで、オプションの無い標準性能の物に。価格も安価に収まりました。
複数のラインで検査を行うため、複数台導入する上でも導入しやすかったとのことです。
「MSX-1000」を導入した結果、従業員による誤認や情報伝達のミスが減少。作業効率が上がって出荷数も上昇したそうです。
また今までは実体顕微鏡を使っていたため、情報伝達のしづらさにも課題があったと発覚。モニターに映すことによる情報共有の効率化も図れました。
2社目の事例は、商品成型時の異物混入検査と連絡を行う部署の事例。大まかに異物混入が無いかを検査し、自社で利用しているソフトウェアで分析する方法を採用。
チェック体制は複数回に分けて行っていましたが、検査精度にばらつきがあった点が課題でした。
食品を扱うため、ある程度の性能は欲しかった同社。
実際の構成は以下のようにしたそうです。
基本的にはスタンダードモデル相当のもので構成。パソコンは同社が用いているものを流用したため、パソコンを除いた形で構成しました。
「MSX-1000」はパソコンに限らず、スタンドや照明など、自前で用意できる部分は自前で用意して、導入コスト減を狙える点が特長です。
パソコンだけは自前で用意できるため、パソコンを除いた状態で構成し導入。「MSX-1000」の安さもあり、コストを抑えて導入することができたそうです。
また同社が使っている、パソコンのソフトウェアはそのまま使用が可能。操作方法がほとんど変わっていなかったので、従業員にとっても不便なく導入できました。
3社目の事例では、基盤にはんだ付けを行った後、フィレットの形状を検査するためにデジタルマイクロスコープを利用していたそうです。
今まではハイスペックなものを高価ながら使用していたものの、実際には使いきれていない機能も多く、リースアップが近づいたため、一度使用するデジタルマイクロスコープを検討しなおすことにしました。
ミクロン単位の検査を行う同社。
より正確性を重視した構成が良いという希望から、実際の構成は以下のようにしたそうです。
3D計測機能を希望していたこともあり、アクティブウェーブが展開するスタンダードモデル相当のもので構成。
細かい検査を行うため、対物レンズのみをオプションとして追加しています。
それまで使っていた3D計測機能はそのままに、必要な構成のみに絞ることで、導入コストを大幅に削減できたそうです。想定よりも安価に収まったため、リースではなく購入の形で導入できました。
また使用感もそれまで使っていたデジタルマイクロスコープから大幅に変化することなく導入できたため、全体の作業効率を落とすこともありませんでした。
錠剤の品質管理に用いた事例です。主に錠剤の表面を確認し、異物や形状に異常が無いかを検査していました。
錠剤に不良があった場合、本来の作用が保てない・保存状態が悪く安全性が低下するといった問題の発生にもつながります。これらの問題を事前に回避するため、分析と原因の特定を主に行っていました。
主な導入目的は作業の効率化と導入コストの削減。特に今まで使用していたデジタルマイクロスコープでは、使用者の技術力により作業効率の差が大きいことが課題でした。
特定の使用者のみ使いこなせていた状態を打破し、全体の効率アップを狙って、新しいデジタルマイクロスコープを検討していたそうです。
錠剤の細かい部分や断面を、注意深く観察する必要がある同社。
非常に細かい操作を要求される場面があるため、以下のように構成したそうです。
「MSX-1000」では電動ステージなど、ハイエンドな製品で構成できるオプションにも対応可能。
より細かく正確に観察を行いたい場合でも、比較的安価に導入することが可能です。
電動ステージ付きのデジタルマイクロスコープを導入したことで、細かい作業の効率が以前より上昇。同時に画像連結機能も利用できるようになり、見やすさ・操作のしやすさの面で、効率アップに繋げられたようです。
従来のデジタルマイクロスコープは、細かい検査や操作が要求されるものほど機器の価格が高くなる傾向にあり、機能もそれだけ増えていたそうです。
しかし、中には必要ないと感じる機能も多く、それらの機能を除外して構成したいと考えていたそうです。カスタマイズ性が高く必要な機能に絞って導入コストを抑えられることが、「MSX-1000」を選んだきっかけになったようです。
エントリー仕様 | 1,390,000円~ |
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ベーシック仕様 | 1,990,000円~ |
スタンダード仕様 | 2,990,000円~ |
ハイエンド仕様 | 3,990,000円~ |
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アクティブウェーブはマイクロスコープ機器を中心とした、光学機器の企画、開発、製造、販売を行う光学機器メーカーです。
様々な実績に基づく経験から、使用する用途に適した光学機器を、カスタマイズして提案してくれます。
アクティブウェーブは2000社以上の納品実績(2021年9月3日時点)があります。
トヨタやソニーといった一般民間企業はもちろん、東京大学や東京工業大学などの国・公・私立大学や独立行政法人、大学共同機関法人、官公庁といった団体への納入実績があります。
多くの企業・団体から製品が信頼されており、初めてデジタルマイクロスコープを導入する場合でも安心感があります。